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ブランデッドムービーにおけるバーチャルリアリティー(VR)の可能性

近年目覚ましい注目を浴びているバーチャルリアリティー(VR)。先日も元Pixar、ILM、DisneyのVFXクリエイターがVR制作会社 Cryworks の設立を発表するなど、2016年後半も引き続きVRの勢いは止まらない。

様々なブランドはVRの世界に足を踏み入れ始めているが、果たしてブランドにとってのVR映像はどのような影響を与えているのか。VR映像を制作したブランドの事例をもとに、今後のブランデッドムービーでのVRの可能性を探る。

 


 

ブランデッドムービーにおける、VRの現実

 

1. VRにおけるストーリーテリングには、向き不向きのストーリーがある

 

様々なブランドがすでにVRの世界に足を踏み入れているが、その一番の理由は、マーケット担当がブランドの商品がVRの世界によってより良いものだと視聴者に見せることができると信じているからだろう。しかし日常の様子をVRで見せたところで、視聴者の心には響かない。むしろ日頃目にもとめないようなものを見せつけられ、嫌気がしてしまうこともある。ブランドはVRを用いて、現実に代わる新しい世界を創り、人々がブランドを理解できる「経験」を与えることが重要なのだ。VRの中にブランドの商品に関する物語は必要ないとも言えるだろう。

 

2. VR動画は(今のところ)限られた視聴者にしかリーチができない

 

VRヘッドセットが市場に多くみられるようになった今、しかし高額なこと、鑑賞できるコンテンツが限られていることから、一般的に広く浸透しているとは(今のところ)言い難い。YouTubeFacebook360度動画が視聴できる環境になったとはいえ、まだ広く視聴者にリーチできるとは言えないのが現状である。

 

3. 高額な制作費

 

通常の動画に比べて、スティッチング(映像の貼り合わせ)や複数のカメラ撮影が必要なため、制作費が高額になってしまうVR。しかし最近は安価での制作も可能になってきている。

 

ここでブランドが制作したVR映像の事例を上げよう。

 

 

Art of Patrón Virtual Reality experience(Patrón)

ウルトラ・プレミアム・テキーラで有名なパトロンが制作したVRブランデッドムービーは、同社が作るテキーラの製造方法を、蜂の視点から捉えた作品。撮影にはもう一つの最新テクノロジー、ドローンが使われた。パトロンのLee Applbaumはこう述べる、「VRテクノロジーは、我々のテキーラ製造に関するすべてを伝えたいという希望を叶えてくれた。」

同社の伝統とクオリティへの情熱が存分に伝わるこの映像はOculusのヘッドセット、iTunesでも視聴が可能。2DバージョンはYouTubeでも楽しむことができる。またメイキング映像も公開されているので、視聴してみてはいかがだろうか。

 

 The Patrón Oculus Virtual Reality Experience – Behind the Scene (Patrón)


 

今まさにテクノロジー革命の巨大な渦の中にいる今のブランデッドムービー。VRの良い点を取り入れる事で、よりブランデッドムービーに深みを増すのは間違いないだろう。

 

出典元)Contently

4 Virtual Reality Rules for Brands

 

 

 

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