かつて動画をすべて正方形で見せていたFacebookも、もはやSnapchatのように、縦型動画にも対応できるように機能を追加した。
Facebookは、今まで公式アプリのニュースフィード上では正方形にカスタマイズされていた静止画として掲載されていた縦型動画が、タップすることなく自動再生し始めると発表した。縦型動画と言えば、Snapchatを含む多くのメディアが対応し、ユーザーにもブランドにもかなり浸透してきている。
「人々は、Facebookでよりリアルな体験をしたいと思っている、だから我々はより縦に長い動画をニュースフィードに流すことで、その期待に応える事にしたんだ」Facebook広報はこう述べる。
今までもマーケッターやユーザーたちは縦型動画をFacebook上にアップしてきていた。しかしニュースフィード上では正方形となり、投稿をタップしない限り縦型にはならなかった。それでもMountain Dew、GE、Axeやバドワイザーなど多くのブランドが、縦型動画をアップし続けている。
おそらく来月から、携帯のニュースフィード上では最初から縦型動画を見る事が可能になるだろう。Snapchatのような縦型に特化したプラットフォームの成功、特にミレニアル世代とGen Z世代への大成功を考えれば、この新しい試みはFacebookの強みの一つになるであろう。
近年Snapchatの試みをまねて、新しい機能を追加するデジタルプラットフォームが増えてきている。Instagramの「Stories」という昨日もその一つである。このようにお互いの良いところを引き出すことで、より一層デジタルプラットフォームが多様化し、ユーザーにもブランドにも有益になるのは間違いないだろう。